超高齢社会の到来が目前に迫っており、国では医療福祉制度改革が着々と進められています。在宅見取りをどのように進めていくのか、地域医療や地域包括ケアをどのように進めていけばよいのか等は、日本の大きな課題となっています。滋賀県の「三方よし研究会」では、東近江圏域を中心に、医療、福祉、行政などの関係者が一緒になり、いち早くこの医療福祉の問題を捉えて研究・実践を進めてこられました。
その中心となって研究実践されてこられたのが、研究会の代表をされている小鳥輝男先生です。この度、先生のご功績にたいして、国から厚生労働大臣賞、全国医師会から赤ひげ大賞が贈られました。26日、先生のW受賞の祝賀会が催され出席させていただきました。
滋賀県の医療福祉政策は、東近江モデルとして全国で注目されています。今ある包括ケアセンターがさらに進み、医療と福祉と行政の連携による地域包括ケアシステムが構築されていくことへの期待と、見取り医療の取り組みに対して高い評価を受けているのです。東近江のこの取り組みは、私も関わっている東大医療政策研究hpacの研究テーマにもなっています。三方よし研究会の活動は、これからの地域づくりの原点になると思います。
小鳥先生のますますのご活躍と三方よし研究会の発展を祈念し、滋賀県の健康医療福祉が一層充実していくことを願っています。