ラ・フォル・ジュルネびわ湖2013守山プレイベント~ルシオール・アートキッズフェスティバルに芸術文化力を観る~

ラ・フォル・ジュルネびわ湖2013のプレイベントが守山市で開催され、「ルシオール・アートキッズフェスティバル」が10時から19時まで3会場で行われました。守山駅周辺~中山道界隈にかけては「まちなか熱狂音楽祭」をテーマに、市民によるイベントや芸術家や企業・NPOなどのライブ・ダンスパフォーマンス、大学生による薪能などが行われました。守山市民ホールでは「音楽で楽しむ、フランス・スペインの旅」をテーマに、芸術家による演奏会を中心に地元中学の吹奏楽などが披露されました。びわ湖ホール声楽アンサンブルや大阪フィルハーモニー交響楽団、イェルク・デーム スピアノ・リサイタルなど豪華な内容で、一日中音楽を楽しむことができます。ホールの隣にある立命館守山中学校・高等学校では「キッズ・アート体験プログラム」が、県・大学・企業・NPO・学校による4つのミニコンサートやマジックショーと17のブースが出されました。トビー斉藤さんは京都大学奇術研究会とともに楽しいマジックショーを披露され、ブライアンさんは絵画体験、佐川美術館はデコパージュ石鹸づくりを指導されていました。

今日一日を市全体で芸術のまちにするというこの取り組みは、次世代に本物を届けるだけでなく、芸術を身近なものに引き寄せ、文化の薫るまちにしていきたいとの意気込みを感じました。それにしても、この大イベントを企画立案しコーディネートした人とこれに応えて実現された市はすごいと思います。県内でも、まちかどコンサートやジャズフェスティバルなどが行われています。いずれも、市民の文化力・教育力の高まりと自分たちのまちに誇りを持つ取り組みに発展していると思います。県内にさらに広がることを期待します。