きめ細かな指導で教育の充実を~新学年がスタート~

各小学校・中学校・高等学校等で入学式が行われました。一昨日の風雨に耐えぬいた桜が見事に満開になり、小春日和の入学式となりました。新入生の顔を見ると、どの子も希望に満ちあふれています。一方で、学年が進むと友達関係や学業等で悩む子も見受けられます。

多様化が進む中、価値観も様々な状況は学校でも同じです。きめ細かな指導なくしては、確かな学力や生活力が身につきません。そこで、滋賀県では、小学校1・2年と中学校1年の35人学級に加え、小学校3~6年で選択して1学年35人学級ができるほか、中学校2・3年生の35人学級を予算措置を行いました。さらに、市町によっては独自に予算化して、緊急雇用の職員を配置している学校があります。担任と同じくらい人数の生活支援員等の配置によって教育効果を高めようとされています。一方で、指導困難な状況にもかかわらず配置が少ないと思われる学校も見受けられます。

いじめをなくし、確かな学力をつけるためには、きめ細かな指導や少人数学級がよいことは誰しもが理解できるところです。県や市町が独自予算をつけて教育の質を高めようと努力されています。人づくりは国の根幹を成すものであり、少人数指導や少人数学級の予算は、国がしっかりみていくことが重要だと思います。

入学式に臨席し、10年後、20年後は、日本を支えてくれる大人になってくれる新入生の姿を見て、教育の果たす役割、行政が果たす役割についてあらためて考える機会となりました。