『すずか姫の金芽米』を滋賀ブランドに~記者発表で宣言~

今日、「いきものみっけファーム滋賀」が大津で記者発表を行いました。農産物のブランド化により6次産業化を目ざす内容ですので、一緒に進めるため、東京から日本環境協会や東洋ライスの役員にも説明していただいての学習会と記者発表になりました。

いきさつは、昨年12月、循環型農法による有機米栽培を行い、できれば無農薬で安心安全な農産物をつくろうと「いきものみっけファーム滋賀」を設立したことに始まります。しかも、環境教育法に則り環境学習やエコクラブ活動を行う場にするという取り組みでので、西日本では初めての取り組みになります。

農法が今までと少し違います。まず肥料に、精米の段階で出る米ぬかに他の穀物のでんぷんや糖質などを配合した「米の精」を用います。一度散布すれば、追い肥などは要りません。

この肥料を微生物が分解して、本来持っている土の力が蘇ってきます。ミネラルなど旨味の成分が豊富になり、美味しい米ができるだけでなく、プランクトンが産まれ、それを餌にする生き物増えてくることで、安心安全な農産物ができるという訳です。

そして、今までにない多様な生き物で賑わう田畑の観察を通して、次代を担う子どもと一緒になって環境学習を行います。

「いきものみっけファーム滋賀」では、この方法によりできた農産物を『すずか姫の金芽米』として認証し、滋賀農産物のブランド化を図ろうと考えています。農産物栽培は、県の環境こだわり米をベースにしています。

この仕組みを支えるのが、山内エコクラブ(団体代表で活動プログラムを作成)、日本環境協会(環境教育法による環境学習を推進)、東洋ライス(資材提供から米の販路まで行う企業)で、大学の先生や博物館等の学芸員、関係行政の方々による専門委員会で研究もしていきます。今年は、土山町、日野町を中心に複数市町で取り組み、次年度は全県下で取り組みます。市町ごとに支部を設けます。関心のある方は、「いきものみっけファーム滋賀推進協議会」か「山内エコクラブ」のホームページ掲載の事務局までご連絡ください。一緒に『すずか姫の金芽米』を世に出しましょう。お待ちしています。