豊かな生きものを育む水田づくり勉強会

能登川にある美土里ネットで、滋賀県世代をつなぐ農村まるごと保全地域協議会(滋賀県にぎわう農村推進室+土地改良事業団体連合会)主催の勉強会が行われました。

アミタ持続研の本多清さんから、全国の事例を紹介しながら地域が元気なるしくみについて講演があり、続いて京都府立大の中村貴子さんから、身の回りの資源を活かした農村づくりについて講演されました。そして、県内のゆりかご水田の取り組みをされている各地域から報告がありました。

地域を挙げてがんばっておられる「ゆりかご水田」の取り組みを聞き、販路の拡大や付加価値の高い農産物づくり、地域づくりに繋がっていることに感銘を受けました。滋賀県内では、生き物が豊富で、環境にこだわった農業生産が行われており、琵琶湖や河川と農地が生き物で繋がっている物語があることは大変素晴らしいことです。

中山間地域での生き物賑わい空間づくりを目ざす「いきものみっけファーム滋賀」について、紹介させていただく時間をいただきました。琵琶湖周辺でも、平地でも、中山間地域でも、生き物で賑わう水田づくりが進むことで、滋賀の農産物のブランド化が図れることを確信します。生き物との共存を通して、地域が元気になっていくよう期待します。