地域おこしは地元から~つづらお荘支配人の熱い思い~

「エコツーリズムしが」が主催する琵琶湖クルージングと滋賀発見のツアー研修に参加しました。浜大津から船で琵琶湖のあちらこちらを辿りながら長浜へ、そこからバスで国民宿舎「つづらお荘」(泊)。そして翌日は、高島方面への滋賀発見プログラムのコースです。滋賀の魅力をどのように発掘し、どのように多くの方に見せていくかは、ビジターズビューローや旅行業者、地域の観光協会、商工会、市町の観光部署で議論され取り組まれてきました。エコツーリズム協会しがは、滋賀の魅力を発掘し、地元で活動されている方々のプログラムを、旅行業者であるエイジェントに繋ぐ作業をしようと設立されたものです。

私は、長浜市西浅井町の半島にある「つづらお荘」から参加しました。参加された方々の笑顔と館雄をお聞きしながら、普段行けない所へ出かけることで滋賀の魅力が倍増するとの感想などを伺いました。最後に支配人にお目にかかることができ、地域づくりとツーリズムについて熱い思いをお聞かせいただきました。大橋支配人から、商工会などの有志が集まって地域おこしの学習の場(塾)を開いているとの話を聞いたとき、この地域は大橋さんをはじめとする動く人がいると実感しました。地域が元気になるのは、地域固有の資源があることに加え、盛り上げる人(プロデューサー)がいることが必要です。国民宿舎は全国で1/3ほどになってしまい、120ほどしかありません。その一つが「つづらお荘」ですが、指定管理で運営されています。独自の体験活動メニューも準備されており、経営努力が伝わってきます。今日も多くのお客さんがおられました。

また、つづらお荘は、食材は、フナ、イワナ、ゴリ、シラウオ、菜の花、タケノコ、近江牛、ご飯等々、地元の物にこだわってのメニューです。さらに、建物は鉄筋コンクリートですが、床や腰板などに多くの木材が使用されています。温かさが伝わることに加え、地産地消の考えがここにも活かされているのです。

地域で活躍される人材がネットワークを繋げば、滋賀の魅力発信がより大きく強固なものになります。熱い思いのお客さんと支配人に出会えたのは、最大の成果でした。