185年前のひな人形に出会う~日野ひなまつり紀行~

今年も日野ひなまつり紀行が、2月10日~3月10日の期間開催されています。桟敷窓に赤い毛氈がかけてあり、通りから中を覗くとその家のひな人形が見えます。各家には、ひなまつり紀行に誘う竹細工が設えてあります。実に日野らしい風流な行事です。団体客の方々には観光ボランティアガイドが案内をされています。商工会が運営されている風流邸では、ジャズコンサートが行われていました。私の好きなブルーグラスが演奏されていましたので、しばらく聞き入っていました。

辻を入ると清水町になります。清水町公民館では、地元のモーアさんが自宅に保存されていた185年前の江戸雛を展示されていました。よくぞこれだけ良好に保存さていていたものだと関心しました。近江商人の家のひな人形です。味わいのある古の薫りがします。

ひなまつり紀行は、日野の隠れた文化を観ることができます。来年もこの人形に出会えることを楽しみにしています。