「クリーンセンター滋賀」の苦悩

議会でもよく話題になる『クリーンセンター滋賀』を視察しました。予定どおり埋まらない。計画では90万t(最大容量130万t)を、当初25年だった計画を15年で埋め立てるというもので、設備は遮蔽シートと防止漏れセンサーが張り巡らされている優れものの産業廃棄物処理場です。
しかし、最も多く搬入しているのは湖北や湖東地域からのもので、中部や甲賀、高島、大津は以外と少ないのです。おそらく、大阪のフェニックスか三重県の民間処理業者に出しているのではないかといわれています。その理由は、割高感のある料金や厳しい検査に起因しているのかも知れません。設備の良さは言うまでもありませんが、地元対策費が破格の割合になっていることも単価を押し上げている要因になってはいないでしょうか。気になるところです。
この施設、5年経過しますので、順調にいけば後10年で役割を終えることになります。もし、公社が新たに施設を建設するとなると、そろそろ次の候補地を探し、10年後までに建設を終えなければなりません。
しかし、この割高感のある施設、公社(行政)がしないで、民間に任せたらどうかとの意見もあるぐらいです。かと言って、安全が担保できるのかといったことや、他府県だのみもいかがなものかとも思います。思案のしどころです。
暑い中、職員の皆さんが汗だくになっって塵が飛散しないように箒で掃いておられました。地元に迷惑がかからないように万全の注意を払って仕事をしていただいています。次のクリーンセンターの構想まで、苦悩はいつまで続くのでしょうか。職員の皆さま、ご苦労様です。