活動日記

放射能除染対策を急ごう~3000ベクレル/kgをどう考えるか~

2013-10-20

ついに放射能に汚染された物質が、全国にばらまかれてしまいました。その一カ所が、県内鴨川の堤。ここに凡そ300tもの汚染物が含まれる木材チップが不法投棄されていたのです。許し難い行為です。誰が、何時、何故、何処から持ち込んだのか、県内ではなかなか分からない状況でしたが、東京発の雑誌(「FRI DAY 10/18号」「SAPIO 11月号」)に結構詳しく掲載されていましたので、大凡のことが分かりました。皮肉なことに、情報は東京発が速い?

これによると、出所は福島の製材業者から持ち出された物で、東京電力が処理支払いを了承したものとなっています。製材業者はP社に処理を依頼。P社の代表が全国にばらまいたという流れになりますが、公的機関から正式発表されていませんので、真実はまだ分かっていません。

県からすでに汚染の調査結果が公表されましたが、確認のために議員等で10/18日に計測機器を持って現地調査に行きました。河川敷道路の500m以上にわたってチップが敷き詰められているのを見て、何故これほどまでに無許可で河川敷にチップが敷かれたのか?という疑問がわきました。放射能汚染度は、場所によって随分違いますが、最も高かった箇所は、野積みされている中にありました。県発表によると、最も高いところは3000ベクレル/kgだそうです。この数値は、12年1月に施行された放射性物質汚染対策措置法で一般廃棄物として処分できる基準8000ベクレル/kgを下回っているから、県や市町で処理しなさいというのには納得がいきません。これだけ大量にあると、県で処理しなさいという代物ではないように思います。

本件の元は、東京電力福島原子力発電所の事故に依ります。最終処理までの過程で不法投棄があれば、その間に携わったもの全てが責任を負うことが適切ではないでしょうか。例えば、「手形」は、最終裏書者が支払えなくなった時は、裏書きされている人の何処に支払請求をしてもよいことを考えると、やはり東電や国が最終責任を持つべきなのではないでしょうか。

いずれせよ、ブルーシートで覆ったままでの状態は良くありません。土砂災害では復旧作業を急ぐことを考えると、放射能汚染も処理を急がなくてはなりません。

 

命を守る防災対策に向けて

2013-09-27

先の台風18号でお亡くなりになられた方にご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。
日野川流域では、地形に起因する災害が多発しました。上流域では土砂崩れが多発し、中流域では洪水で田畑が浸水したり護岸の一部崩落、下流域では都市型洪水に見舞われ下水道にも影響が出ました。一日も早い復旧を願います。
さて、この度の豪雨で地盤が緩んでいるため、安全点検と備えが必要です。具体的には、
①急傾斜地対策がされていない箇所や損壊した土手の地盤の点検と強化

②天井川になっている所への緊急措置のための資材等を備蓄する設備の設置

③天井川の合流付近に排水ポンプの設置

④地先の安全度マップなどを活かして避難方法をあらかじめ知っておく

⑤日野川改修の竜王町までの早期実現

滋賀県は、議会に「滋賀県流域治水条例(案)」を提案しています。条例案は、人命を守ることを第一義として自助、共助、公助を基本とした水害に強い地域づくりを目指すとして、川の中の対策と川の外の対策を組み合わせた「滋賀の流域治水」について説明しています。

今、条例案に関して様々な議論がされています。議論で重要なことは、災害から命を守るために適切な情報を提供し、正しく判断して、安全に避難するとともに、条例化によりどのように安全対策が進むのかをイメージできるよう示さなければなりません。流域治水に関する安全対策の具体的な計画は、条例に基づいて地域と一緒になって進めていくことになるのでしょう。県条例ですから、流域治水に関しては、人命を守ることを中心にして議論を進めていきたいものです。

日野川改修が近江八幡の仁保橋上流まで進んできましたが、竜王町の天井川まで来るには、このペースで行くと数十年かかるとも言われています。特に、中流域から下流域にかけては天井川であり、竜王町地先は、日野川が蛇行しており、天井川の祖父川と合流していることから、危険な箇所が多いと指摘されています。そもそも、日野川は大きな1級河川であり、法により国所有の川を県が管理する仕組みになっていますが、本来、所有者の国が、危険箇所に対する予防対策をしっかり講じる責務があると思うのですが。

ビッグイベント、東京オリンピック2020にむけてGO

2013-09-08

2020年のオリンピック開催地が、東京に決まりました。今日は、全国各地で開かれている式典や行事の挨拶で、多くの方が話題にされたのではないでしょうか。国民が固唾をのんで見守っていただけに、オリンピックへの期待は大きいものがあります。東京都や国、選手の皆さん、スポーツ関係者や機関、企業等の努力の成果が実を結んだと思います。「今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ」のスローガンにした開催決定の快挙に、共に喜びあいたいと思います。

テレビを見ると、オリンピックに関する特集番組につい目がいきました。オリンピックは、国が誘致するのではなく東京都が誘致していること。主催者のIOC委員会は、国際機関ではなくNGOであること。東京の次が100周年になり、ヨーロッパ開催はこの時期に焦点を絞っているとなると、今期にマドリードやイスタンブールは除外されれやすかったこと。さらにIOC次期会長候補がドイツの人が有力と言われていることも影響しているのではないかとの内容でした。様々な要因が、東京開催に有利に働いたようです。

オリンピックへの期待は、選手の活躍や養成だけでなく、世界のアスリートや人々が日本に来られることによる経済効果などが挙げられますが、これからのオリンピックは、スポーツ振興だけでなく、健康や福祉、介護などと密接に結びついて、全国民のものになることが求められると思います。夢をかたちにし、未来へつなぐものでなければなりません。

先の政権交代は、経済対策に期待が寄せられたものでした。そこに、オリンピックの開催決定で、経済活性化に拍車がかかることへの期待は大きいと思います。

振り返ると、昭和39年の東京オリンピックの時に東海道新幹線が開通しています。衛星放送が始まり、世界に映像が配信されたのもこの時でした。オリンピック開催により日本全体が経済的に潤い、描いた夢が現実となることに、オリンピックへのもう一つの期待があったことは間違いないでしょう。

では、2020年には、どのような夢が現実になるのでしょうか。その施策が楽しみです。成田-羽田間を結ぶ鉄道の新設が考えられているとか。さらに広げて、リニア新幹線は2027年に東京-名古屋間が開通する予定だそうですが、これをオリンピックにあわせて開通するようにすればどうでしょうか。あまりにも時間がないかもしれませんが、これぐらいのことをやらなければ、東京のお祭りで、東京への人口や情報の集中はますます加速し、地方が相対的に活力を失速させてしまうのではないかと懸念するところです。それとも、人型自律ロボットが、選手や観覧者を案内してくれるのでしょうか。日本の借金が増えるだけでしょうか?

ニュースや識者の意見・コメントを見て心配なことがありました。福島原子力発電所の放射能漏れ事故対応に関する日本の説明とこれに関してIOC委員から評価を得たという情報に驚いたというものです。汚染水対策の説明で、「汚染水は完全ブロックしている」「健康問題は今までも現在も将来もまったく問題ない」。えぇ???。日本は、世界基準より厳しい基準を設けているから大丈夫という訳でしょうが、被爆された方や避難されている方の気持ちを察すると、オリンピック招致のためだとしても、これはいただけませんよね。日本の安全対策は、今なお完全とは言えません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きめ細かな指導で教育の充実を~新学年がスタート~

2013-04-08

各小学校・中学校・高等学校等で入学式が行われました。一昨日の風雨に耐えぬいた桜が見事に満開になり、小春日和の入学式となりました。新入生の顔を見ると、どの子も希望に満ちあふれています。一方で、学年が進むと友達関係や学業等で悩む子も見受けられます。

多様化が進む中、価値観も様々な状況は学校でも同じです。きめ細かな指導なくしては、確かな学力や生活力が身につきません。そこで、滋賀県では、小学校1・2年と中学校1年の35人学級に加え、小学校3~6年で選択して1学年35人学級ができるほか、中学校2・3年生の35人学級を予算措置を行いました。さらに、市町によっては独自に予算化して、緊急雇用の職員を配置している学校があります。担任と同じくらい人数の生活支援員等の配置によって教育効果を高めようとされています。一方で、指導困難な状況にもかかわらず配置が少ないと思われる学校も見受けられます。

いじめをなくし、確かな学力をつけるためには、きめ細かな指導や少人数学級がよいことは誰しもが理解できるところです。県や市町が独自予算をつけて教育の質を高めようと努力されています。人づくりは国の根幹を成すものであり、少人数指導や少人数学級の予算は、国がしっかりみていくことが重要だと思います。

入学式に臨席し、10年後、20年後は、日本を支えてくれる大人になってくれる新入生の姿を見て、教育の果たす役割、行政が果たす役割についてあらためて考える機会となりました。

 

ラ・フォル・ジュルネびわ湖2013守山プレイベント~ルシオール・アートキッズフェスティバルに芸術文化力を観る~

2013-04-07

ラ・フォル・ジュルネびわ湖2013のプレイベントが守山市で開催され、「ルシオール・アートキッズフェスティバル」が10時から19時まで3会場で行われました。守山駅周辺~中山道界隈にかけては「まちなか熱狂音楽祭」をテーマに、市民によるイベントや芸術家や企業・NPOなどのライブ・ダンスパフォーマンス、大学生による薪能などが行われました。守山市民ホールでは「音楽で楽しむ、フランス・スペインの旅」をテーマに、芸術家による演奏会を中心に地元中学の吹奏楽などが披露されました。びわ湖ホール声楽アンサンブルや大阪フィルハーモニー交響楽団、イェルク・デーム スピアノ・リサイタルなど豪華な内容で、一日中音楽を楽しむことができます。ホールの隣にある立命館守山中学校・高等学校では「キッズ・アート体験プログラム」が、県・大学・企業・NPO・学校による4つのミニコンサートやマジックショーと17のブースが出されました。トビー斉藤さんは京都大学奇術研究会とともに楽しいマジックショーを披露され、ブライアンさんは絵画体験、佐川美術館はデコパージュ石鹸づくりを指導されていました。

今日一日を市全体で芸術のまちにするというこの取り組みは、次世代に本物を届けるだけでなく、芸術を身近なものに引き寄せ、文化の薫るまちにしていきたいとの意気込みを感じました。それにしても、この大イベントを企画立案しコーディネートした人とこれに応えて実現された市はすごいと思います。県内でも、まちかどコンサートやジャズフェスティバルなどが行われています。いずれも、市民の文化力・教育力の高まりと自分たちのまちに誇りを持つ取り組みに発展していると思います。県内にさらに広がることを期待します。

 

南山王さんの祭り~華やかな「ほいのぼり」の下で春を愉しむ~

2013-04-04

4月4日は、日野町大窪の清雲にある日枝神社(通称、南山王さん)の春まつりです。大窪・松尾の中心通りより南側の各町内から“ほいのぼり”と呼ばれるのぼりが奉納されます。のぼりには、長い竹ひごに、各家庭でつくられた花びらが付けられています。この美しく飾られた“ほいのぼり”は、日野特有ののぼりで、神社前の広場に二十数本たてられ、その下で人々は御馳走を味わいお酒をくみかわします。境内の桜は例年5分咲きですが、今年は8分咲きでした。昨日まで心配されていた空模様でしたが、今日は暖かい春日和となり、実に美しく風流な春祭りを愉しませていただきました。

また、4月12日に、北山王と呼ばれる松尾の井林神社で大窪・松尾の中心通りより北側の町内から“ほいのぼり”が奉納され、春祭りが行われます。訪問させていただこうと思います。

4/1議員活動の後半がスタート~「組織、政策、対話、プロセス、共有化」から組み立てる~

2013-04-01

議員2年が経過し、今日、折り返しのスタートです。あらためて、「議員とは何か」について問い直し、これからの2年の仕事へとつなげたいと思います。議員は、有権者の皆さんに代表として委任をされ、議会を通して、行政のチェックと社会政策を実現していきます。議員の折り返しに当たり、「組織、政策、対話、プロセス、共有化」から振り返ってみます。

まず、議員としてのたち位置と政策実現のためのチームワークが重要となってきます。そのために「組織」(議会や会派)に所属しますが、場合によっては、議員一人の意志で動くのか、会派の意志を尊重するのかで葛藤する場面もでてきます。さらに、国政政党と結びついているのか地域政党なのかによっても、考えや動き方の違いとなります。基本的には、選挙区から選ばれているので、区民の意志を尊重すべきと思います。では、自主的な組織とは何でしょうか。賛同する者が集まって組織に所属する場合と政策実現を進める上で有効な手段として組織に所属する場合とがありますが、重要なことは、風通しの良い組織でなければ長続きしないということでしょう。この場合、意志決定は誰が行い、どのように共有されているかが重要です。

次に、「政策」の内容です。政策課題を明らかにして、課題解決と創策実現を行うことになりますが、場合によっては、行政に対して改善を促すことも政策の範疇に入ると考えます。例えば、いじめ問題は課題解決、農産物のブランド化提案と販路の拡大は創策実現、地域との協働授業を進める改善提案といった具合です。市民参加による政策実現の仕組みをつくることが、社会に求められています。行政だけでなく市民による新しい公共の実現にも目を向け、市民が社会の変革に参加することが重要といえます。

「対話」は、手法であり住民の皆さんの願いを政策にして実現しようとするツール・手法・姿勢です。議員活動の原点でもあります。強固な組織、軟弱な組織、モチベーションの高い組織、有志による組織、勘違いしている形だけの組織など、社会には様々な組織があります。雇用者と被雇用者との上下関係、それに伴う上司と部下の関係は、労働力と賃金の対価性を持って意志が実現されます。有志による組織は、基本的には対等な立場で意志決定が行われますが、組織が大きくなれば代表者や理事者に意志を一任する場合もあります。ここでは対価の交換性が無いので、決定には個々人の意志を尊重しなければなりません。多数決による意志決定が民主主義であると言いますが、少数意見の尊重が合意形成で重要なのは、個々人の意志決定がベースになっているからではないかと思います。

「プロセス」は、合意形成や政策実現の過程です。その過程では、透明化、見える化、「共有化」などが重要になり、時間を要します。みんなの合意形成ですから修正も柔軟にできなければなりません。ここを重視しないと一部の人のセクト主義に陥りやすくなります。

市民活動やNPO団体、会社、行政、議会、会派などの組織を活力あるものにするには、「組織、政策、対話、プロセス、共有化」をしっかり捉える必要があります。これを雑にすると構成員のモチベーションが下がり組織が弱体化していきます。構成員が疎外感を感じたとき、組織そのものの意義が見いだせなくなってしまう恐れがあるのです。市民活動ではよくあるパターンで、メンバーがそのまま高齢化した組織になってしまいます。

私も多くの組織に属していますが、どの組織も大なり小なり「組織、政策、対話、プロセス、共有化」で課題があります。折り返しに当たり、今一度、政策実現に向けて、考え方、方法、評価について考え直し、次のステップを構想していこうと思います。

 

 

 

地域文化の保存とまちの活性化~日野まちなみ保存会の活躍~

2013-03-31

日野まちなみ保存会の活躍が注目されています。近江商人の屋敷が多い日野は、近年空き家が増えてくると賑わいが無くなってくるとの懸念から、利活用を促したり、ベンガラを塗り直して民家のたたずまいを蘇らそうと保存会が結成されました。以前から活動が行われていましたが、保存会になったのは5年前だとか。

今年3月の町議会では、近江商人の山中正吉邸を購入する予算案が可決されました。もし、保存されなければ旧邸は取り壊され、アパートが建っていたかもしれません。日野のまち全体がこのようなリニューアルの波にさらされると、日野の風景が変わってしまいます。山中邸は、日野の固有な町並み文化を伝える代表的な邸宅です。

文化景観とは何か。地域固有な風格とは何か。町並みとは何か。地域のアイデンティティとは何か。伝統を活かした新しいコミュニティとはどういうものか。そして、それらを活かした地域活性化をどう創っていくのか。それらを議論しなければなりません。方向が見つかったら具体的に行動することも重要です。

日野まちなみ保存会は、今年、まちづくり表彰を受賞されました。日野の歴史文化を活かしたまちづくりが住民の活動から生まれてくることに新しい時代を感じました。

予防と健康管理を担う~開業保健師の時代がやってくる~

2013-03-31

少子高齢化により、医療が増大し、社会保険料を圧迫しています。原因は、平均寿命と健康寿命の隔たりがあること。この差は、女性で13歳ほど、男性で9年ほどと言われており、健康寿命を高めるためにスポーツやハイキング等が奨励されています。しかし、自分の健康管理と予防については病気になって初めて自覚する人が多く、日頃から健康管理することが求められています。

そこで、保健師の出番です。医師や看護師、助産師、薬剤師などは治療を前提としていますが、保健師は予防と管理が前提となっていることに加え、行政が行う健康保健業務は、仕事の増加により手が回らなくなる恐れがあることから、開業保健師が必要となってくるのです。予防医学については、これからの地域社会にとって大きな課題であることから、2日間の研修会に参加しました。

今、産業保健師が活躍されています。企業にとって医療と保健業務は、従業員の健康管理の面から必須とされています。一方、住民向けの生活系の保健業務は主に行政が担っていただいていますが、民間保健としては定着していません。少子高齢化と人口減少により地域が大きく変わろうとしています。きめ細かな医療福祉を受けるためにも、開業保健師の活躍が期待されています。

 

 

 

宮前橋の竣工を祝う~新たに人と物と心をつなぐ~

2013-03-30

平成23年5月10日から12日にかけての大雨の影響により宮前橋が陥没しました。橋の通行止めと周囲の安全を確保するために日野建設工業会がいち早く応急救援活動をされました。この災害から約2年弱の歳月を掛けて、復旧への調査と予算措置、工事が行われ、今日、地元自治区(中在寺区、北脇区)により竣工式が行われました。念願の宮前橋が復旧され、あらためて、日野町、滋賀県、建設工業会、施工業者、地元自治区と住民の皆さまに感謝申し上げます。

被災を受けた橋は、1億7千万円をかけて地震対策を講じた強固な橋として生まれ変わり、本日3月30日より供用開始されました。地域の方にとって待ち望んでおられた橋です。ちなみに橋の題字は日野町長さんが書かれました。凛として味わいのある字です。橋は、人をつなぎ、物を運び、心をつなぐ生活道路です。橋の完成をともに喜び合いたいと思います。

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